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- 米国社会におけるキャリアUP方法(5)


100%求職者志向の人材会社
USリマック代表
葉 英禄
YINGLU YEH
92年関西学院大学商学部卒、(株)パソナ入社。
97年よりNCN米国大学機構にて2千名を越える日本人留学生の就職指導を行う。
04年「誰でもなりたい自分がある。」をコンセプトに、100%求職者志向の人材紹介・派遣会社USリマックを設立。
USリマック代表
葉 英禄
YINGLU YEH
92年関西学院大学商学部卒、(株)パソナ入社。
97年よりNCN米国大学機構にて2千名を越える日本人留学生の就職指導を行う。
04年「誰でもなりたい自分がある。」をコンセプトに、100%求職者志向の人材紹介・派遣会社USリマックを設立。
第5回

■キャリアUPのチャンスに出会える自分になる
なりたい自分(キャリアゴール)に向けて、戦略的かつ確実にキャリアUPに向けた準備を行っていると、そのチャンスはそれぞれのステージで必ず訪れます。
ただ、チャンスに出会うためには、「チャンスに出会える自分」にならなくてはなりません。一般的に即戦力が求められるアメリカでは、それぞれのステージに応じた知識、スキル、経験を身につけていることに加え、過去の実績が問われます。
これがないと残念ながら、キャリアUPのチャンスは訪れないのです。キャリアUPにおいては、逆算して考えることが大切な理由はそこにあります。最終的なキャリアゴール(=「なりたい自分」)を達成するために、その前段階のステップに行くためのチャンスを自ら作らなければいけないのです。
給与等の処遇面やポジションを考えた場合、社内でのキャリアUPと転職によるキャリアUPのどちらがチャンスが多いか、という質問をよく受けますが、答えは簡単です。
「転職によるキャリアUP」です。その理由としては、社内でのプロモーションの場合は、これまでのポジションの延長でのキャリアUPになるため、ポジション的にもスライド式に昇格すると同時に、給与についてもこれまでの給与をベースに昇給することになります。
そのため、ほとんどの場合において、ベース給与から数%の昇給ということになり、破格なベースアップはまずあり得ないのが現状なのです。
反対に、転職ではなりたい自分へ向けてのキャリアUPにおいて、無限のオプションがあります。
もちろん、社内のプロモーションもオプションのひとつです。
転職を考える際には、会社に対して、必ず社内でのプロモーションをリクエストする必要があります。

米国社会では、給与額がその人の社会での価値を表している、という考え方が一般常識になっています。従って、転職する際にも元の会社での給与が高ければ高い程、転職先企業においても、その人を高く評価することになります。
結局のところ、給与額は需要と供給とのバランスで決まります。そのため、高いレベルの業務内容で、しかもその業務を遂行できる人材を見つけることが難しいポジションであれば、給与は自然と高くなります。仕事や社会人の価値は給与ではないという説もありますが、やはり高い給与をもらう人に対する社会での評価や企業のニーズは、それなりに高いものです。
ただ、高い給与をもらう以上は、企業が期待する以上の成果を出さなければ、誰よりも先に解雇になる確率も高くなります。余程の自信がある方でなければ、給与額についてはそれなりに考えながら、キャリアUPのための転職を考えるのが得策と言えるでしょう。

USリマックHP E-mail: personnel@usremac.com
カリフォルニアオフィス:310-474-4886
テキサスオフィス:713-541-4478 アラバマオフィス:256-520-1030
USリマック ノースカロライナオフィス開設のお知らせ
USリマックは、2月2日に、新たな拠点としてノースカロライナオフィスを開設することとなりましので、下記の通りお知らせ致します。
住所: 801 Tinkerbell Road, Chapell Hill, NC 27517
電話: 919-215-4665