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- 米国社会におけるキャリアUP方法(2)
100%求職者志向の人材会社
USリマック代表
葉 英禄
YINGLU YEH
92年関西学院大学商学部卒、(株)パソナ入社。
97年よりNCN米国大学機構にて2千名を越える日本人留学生の就職指導を行う。
04年「誰でもなりたい自分がある。」をコンセプトに、100%求職者志向の人材紹介・派遣会社USリマックを設立。
USリマック代表
葉 英禄
YINGLU YEH
92年関西学院大学商学部卒、(株)パソナ入社。
97年よりNCN米国大学機構にて2千名を越える日本人留学生の就職指導を行う。
04年「誰でもなりたい自分がある。」をコンセプトに、100%求職者志向の人材紹介・派遣会社USリマックを設立。
「なりたい自分」になるために大切なことは、
今ある流れを意図的に変え、継続すること
キャリアUPを考えるとき、「なりたい自分」をイメージし、逆算して方法論を導く考え方は、欧米では「キャリア教育」として一般的です。最終的に「なりたい自分」になるうえで必要な知識やスキル、経験を身につけるためには、どのような会社に就職・転職するか、どの高校・大学に進学し、何を勉強し、どれぐらいの成績を修めなければならないかを考えるというものです。
これはプロ野球選手になるために、リトルリーグで練習に励み、強い野球チームを持つ中学校に入り、高校で甲子園に出場してゴールを達成することと同じです。ちなみに欧米では、高校卒業前に「なりたい自分」を具体的にイメージし、そのために必要な学問を学ぶために大学に進学するのが一般的です。「なりたい自分」が大学進学を必要としない職業だったり、大学進学時点でイメージできていない場合は、そのまま働き始め、「なりたい自分」がはっきりした時点で進学することもあります。
例えば「なりたい自分(キャリアゴール)」を、「年収10万ドルで金融インフラに貢献するコンピュータシステムに関わる仕事」と設定した場合、大手コンピュータシステム会社や大手金融機関のシステム部門で、給与や地位が高い仕事に就く必要があります。ここからがキャリアUPの逆算方式のスタートです。このゴールから逆算していくと、最終的にこの職に就くために、より高いレベルのポジションで高い給与を提示してくれる会社へと転職を繰り返す。転職を有利に進めるために、大学卒業後はプログラマーやシステムエンジニアとしての基礎力(知識、スキル、経験)が身につけられる会社に就職する。大学卒業後にそういう会社に入るために、レベルの高い大学で良い成績を修める。レベルの高い大学に入学するために、レベルの高い高校で良い成績を修める、ということなります。
つまり、究極のキャリアUPの理想的なスタート地点は、3~4歳ということになるのです。ただ、これを読んだ方が既に社会人であったとしても、何も心配する必要はありません。現状をベースに考えれば、ゴールを達成することは十分可能です。大切なのは、今ある流れに身を委ねるのではなく、「なりたい自分」になるために、流れを意図的に変える方法を考え、諦めずに継続して行動することなのです。
URL: www.usremac.com E-mail: personnel@usremac.com
カリフォルニアオフィス:310-474-4886
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