山近 義幸
株式会社ザメディアジョン
代表取締役社長兼CEO

山近 義幸
Yoshiyuki Yamachika

1961年山口県生まれ。山口県立岩陽高校卒業後、広告代理店、出版社などを経て27歳でザメディアジョンを設立。法人化と同時に就職、採用支援事業に進出。学生向けに全国で講演も行う。著書多数。08年4月、日本ベンチャー大学を開学。
 
第1回
誰もが持っている「感性」を若者の心の中から目覚めさせる
「日本の将来を担う若者のための人間力大學」
そんな大學があるのはご存知であろうか。損得で考える人間ではなく、人間力で行動できる人創り。
内定の達人こと山近義幸氏が開学した日本ベンチャー大學では、経営者の鞄もち等、リアル体験を通して、学生の「感性」を磨いている。
 
 



日本ベンチャー大學の目的は、「感性」を取り戻すことにあります。「感性」とは、わかっているようで、わからない言葉です。辞書で調べると、
「対象からの印象を受け取り反応する能力」と書かれています。なんとなく頭では理解できるけど、でも本当に、確実に、100%、「感性」なるものが、わかっているかというと、そうではないものです。

 でも、「感性」は、人間ならば誰もが持っているものなので、それを訓練によってストレートに取り戻します。つまり、それこそが、「感即動」。感じたら、即(そく)、動く、ではなく、感じること、即(すなわち)、動くこと、ということです。動いていなかったら、感じていない、ということです。
それを教えるために、私達には、
・徒弟制度 ・丁稚制度 ・舎弟制度
・子分制度 ・付人制度
が、ありました。すべてが、【封建的】かのように言われますが、私には、まったく意味がわかりませんでした。素晴らしき、この日本の【教育システム】によって、みんな、みんな、育ってきたからです。
「背中を見て・・・・・」
という言葉さえ、なくなりました。

 私の鞄もちインターンシップは、ついに5000人を間近に控え、ギネスに申請が終わりました。学生達は、リアル体験で、ビジネス社会の楽しさと理不尽さを味わい、「まぎれもない自分」に帰れるのです。

 この大學では、経営者たちの鞄もちを、3日間でよいので、してもらいます。その鞄もち終了のハンコがないと、卒業させません!

 ちなみに私の鞄もちは、10年近く継続していますが、彼らの離職率は3%以下です。世間の10分の一。異常に低いでしょ?

 毎年3月に、ユナイテッドシネマを借り切って、卒業式を行います。300人が集まります。すごい熱狂に包まれます。

 「感性」が磨かれた学生ばかりですから。



著者:山近義幸
出版社:ザメディアジョン・エデュケーション /ザメディアジョン
サイズ:文庫
ページ数:328p
発行年月:2008年09月
ISBN:9784862500694
本体価格476円 (税込 499 円)

 

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